初心者の心構え ｂｙ正栄丸

陶芸と釣り

宮城県の堤焼ってご存知ですか？

江戸時代の元禄年間頃に開窯したと言われ、京都乾山風の伝統を受け継いで

いる仙台古来の焼き物なんです。原材料は仙台市内の芋沢・丸田沢などから出る

質の良い赤土や岩石を用い、風土性の強い陶器です。

どうして釣りと陶器と思われるでしょうが、

この堤焼非常に色が多彩で、うわぐすりがいろいろあるのか

というとそうでもなく一色なのです。

そうなのです。色の違いは焼き方ということ。

こじつけかもしれませんが、釣りも釣りに来られる方の心構え一つで釣りそのも

のが赤にも青にも緑にも黒にもいろんな色に変化します。

楽しんでやろう。

魚に楽しまさせてもらおう。

海を大切にしよう。

船頭さんの言う事を聞こう。

釣りの先輩の言葉に耳をかたむけよう。

船酔いのおそれがあるなら薬を飲み睡眠をとろう。

もし船酔いになったら｢こんなこともあるさ｣と思おう。　

そうです、釣りに来られる人それぞれの中に色はあるのです。

船頭は皆さんに素敵な色をみていただく最大限の努力はしますが、

その素敵な色は結局皆さんの気持ち次第なのです。