

平成17年1月23日出発 3泊3日釣行
今年もまた当店が案内する男女群島遠征の時期がやって来ました
今回はメンバーの日程がなかなか調節できず、5人と少し寂しくなってしまいました
夜釣りをする男女群島では安全第一で必ず複数で行動する事にしています
メンバー構成は2組に別れ織田氏、勝部君、私の3人組。岡氏、八木君の2人組に決定しいざ出発!

1月23日(日)
1泊2日組、2泊3日組に別れ私達は写真左側、ブラッカイザーにて2泊3日組15人、ゆったりした船内で17時出船
行きの船中、少しでも寝ると体は楽になるのですが、期待と興奮でいつものことで今回も寝れずじまい。
男女群島に近づくにつれ波高く、嫌な揺れが続き少し気分が悪くなるが
出船3時間半後の20時30分ようやく男女群島着。
急いで身支度を整えデッキに出るといきなり山見船長より「石塚さん3人行きますよ」と声が掛かります
ライトに浮かぶ磯を見ると、見覚えのある磯なのだが暗くて良く解らず
ポーターに尋ねると女島の重箱との返事。この磯は初めてだが移動船で何度も前を通り過ぎているし、
尾長よし口太よしのA級磯なので一度は上礁したかった磯だ。

上礁したかった重箱磯で期待に胸が膨らむがまずは腹ごしらえをし、ゆっくりと足場の確認、
取り込み場所の確認をし安全第一で釣り座を確保します
夜の尾長狙いはワンドの潮だまりが定石で船長のアドバイスもやはり南側のワンドでした。
重箱東向きワンド狙いで沖側角に勝部君、中央に織田さんが入り、私は全員並ぶと少し窮屈なので迷った挙句、
船着き立神向き、潮の通る潮目狙いにあえてチャレンジする。この潮目狙いが後で大爆発してしまいました。

最初に竿を曲げたのは勝部君で尾長グレ2匹ゲット。順調な滑り出し!

織田氏も場所を移動し好調に釣れ出します。

( 55cmオーバーの尾長グレが5匹、良型が揃いました )
AM1時頃より私の潮目狙いが好調になり58cmまでだが良型の尾長が連発する。
平均竿2〜3本分沖でヒットしていたが1匹は約100m沖でヒット
夜の尾長狙いでこれだけ遠方でヒットするのは非常に珍しいケースです。
(もうこの釣果だけでも満足だったんですが・・・・・)
しかしまだまだ重箱の底力はこんなものでなく、この後凄いドラマが待ち構えていました!

潮が引き出したAM2時30分頃勝部君が北側低場に場所を移動する。
それから数分後、(私は尾長グレの強烈な引きに酔いしれて休憩中だったんですが)
勝部君が何か大きな声で叫び出す、良く聞くと「マスタータモ!タモ!」の連発
やれやれ「また巨大ウツボでも釣ったんかいな」と思いながらも
一応タモを持って駆けつけてみるとなんとデカ判尾長でビックリ!
一発でタモに掬いさっそくメジャーを当てると62cm、立派な尾長で何度見ても惚れ惚れする精悍な姿!
これで大物賞は勝部君の決まりでほぼ間違いなし。 トホホ・・・ シュン・・・
しかし負けてなるものかと釣り師根性・・・(ヘタなくせに根性だけは一人前・・・?)

立派な尾長グレを見せ付けられもう休憩どころではなく、これ以上の尾長グレを目指し竿を持つ手にも力が入る。
約30分後、仕掛けが棚に届き水面に馴染んだウキがまるで水煙をあげるような凄いスピードで
引き込まれ一瞬で見えなくなる。 これこそ待ちに待った待望のデカ判のアタリです!
すでに体は反射的に竿をあおりしっかり合わせています。
敵は怪力でスピード・重量感が違い右に左にシモリめがけて一直線、一瞬緊張が走りますが
太仕掛けに物を言わせこちらも必死の攻防を展開し、
やがて勝部君がお返しに差し出してくれたタモに収まり、この勝負私に軍配が上がる!
しかし残念ながら大きさは後一歩及ばず61cmでしたが一応目標の60cmオーバーに大満足!
この後、夜明けまで何枚釣ったか良く覚えていませんが
尾長ばかりで良型が揃い、超特大イグロークーラーが8分目になりました!

やがて夜が明けるとビックリしました!イズスミはもちろん多種多様のカラフルなエサ取り軍団にビックリ!
大遠投作戦でもお手上げ状態になり、ギブアップ!
そこで3人協議の結果、織田氏は重箱に残り2人で他の磯を偵察することに・・・
この写真を撮影したAM9時頃、雨は降るものの海は穏やかだったので
なぜ立神、ラクダ等好磯が空いているのか不思議だったんですが・・・・・
その訳は立神に上がってからようやく気がつく事になる。

少しづつ風波が強くなる立神磯
2人で荷物も少なく船長の判断で立神にすんなり渡礁でき大喜び!
しかしここもエサ取りが非常に多く、大量のマキエで磯際にエサ取りを引き付け
仕掛けは沖の潮目に大遠投、潮は絶好の下げ潮でどんどん流れ糸を送りながら
マキエを打ち非常に忙しい釣りとなりますが、水道筋の攻略方法でこの作業は手が抜けません。
それからここで問題なのが仕掛けをいかになじますか、これが非常に大切な要素となります。
潜り潮、湧き上がり潮、川のように速く流れる複雑な潮を読みいかに沖に流れて行くマキエと同調さすかが
大切でこれがなかなか至難の業となります。
ここで抜群の威力を発揮するのが私が男女群島に通い出して考案した管付きの石塚ウキです。
下のPEラインにガン玉を噛み付ける事で浮かすも沈ますも自由自在、沈み加減も微調整でき
このウキひとつでどんな釣り場でも対処できるようになりました。
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石塚ウキ (残存浮力G2)PEラインにG2のガン玉を打つ事で00のウキとなります 特徴 *下のPEラインにガン玉を噛み付ける事で浮かすも沈ますも自由自在 *涙型で水面上の面積が少なく風に左右されず潮に良く乗ります *水面上の面積が少ないため仕掛けがなじむとシモリ加減が絶妙となります *上部のサルカンに道糸を通し、ウキ止め無し、完全フリーで使用するので 食い渋ったグレも抵抗が少ないため安心して食い込みます *浅棚から深い棚まで幅広く使えます *潮が変わってもウキ交換の必要が無く大切な時合いを逃しません *時には飛ばしウキ、水中ウキと変幻自在 *マキエとサシエを同調さす事が容易で同調する時間がかなり長くなります *小さなガン玉G7、G5をPEラインに噛み付け使用する事で シモリ加減がマキエと同じ速度で落ちる様に微調整できます *潮の速い釣り場が苦手な方でも攻略が容易となります |
このウキを微調整しながら二人が同じ場所を攻め、効率良く交互にマキエを打ち観音回りします。
(二人が別々のポイントにマキエを打つのではなく、潮目一本に的を絞りマキエの筋を作るので高確率でヒットします!)
マキエが効きだすと約50m沖で口太主体で35〜40cmのグレが釣れだします、好調に10匹程釣り上げると
今度はもっと遠くて深い棚に潜んでいるであろう良型尾長に狙いをつけ、どう攻略しようと考えていると
残念ながら心配していた風波が強くなり波シブキの洗礼を受け出す、
もちろん安全第一を考えやむなく釣りを断念しました。
この後約一時間、回収の船を待つ間、カッパも釣り道具もすべて波シブキでビショビショになってしまいました。
チョッピリ心細く、怖い思いをさせていただきました・・・・・反省!
(身の危険を感じる程ではなかったのでご安心を)
ここでチームリーダーの私は鉛色の空模様を見ながら風雨が強くなると判断
重箱を諦め睡眠中の織田氏も回収し、今夜寝る事を考えて風裏で安全な場所を船長にお願いする
船で移動中、女島の鼻を回ると人、人、人、だらけであらためて人の多さにビックリする。
いつ風が吹き出してもおかしくない空模様なので安全な風裏に人が集中していたようです。
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地の平瀬水道1番 あじか磯釣りセンター 憧れの磯男女群島より掲載 小さく見えますが安全で大きく 上にあがると平らで宴会場や 寝る場所もあります。 |
中山タンポから長崎鼻まではすべて釣り人が上礁していて、辛うじて地の平瀬水道1番だけ空いていました。
この磯は初めてですが隣の地の平瀬には何度も上がっているので大体雰囲気は掴めます。
特徴はまず下げ潮釣り場で夜の尾長狙いが主体となります。
時間は13時30分とまだたっぷりあるのでここで恒例で楽しみのカモ鍋宴会を開きます
(男女群島で食べる暖かい鍋料理は、もう最高です!)
もちろんアルコールも飲むのでしっかり寝場所を確保してから釣り談議に花が咲きました!
この後お酒を飲んだ私と勝部君は爆睡! 飲まない織田氏は夕方19時位まで釣ってキッチリ口太10匹キープ!
約3時間程熟睡した私はゆっくりと体を温めながら夜釣りの準備に取り掛かる。
勝部君はと見るとすでに用意万端、男女群島のペース配分を良く心得ています。
暗闇が迫って来た18時すぎ夜釣りを開始、潮は余り動かず夜釣りにはチャンスです。
ここでも退屈しない程度に尾長が釣れ出し男女群島の好調ぶりがうかがえます、型は平均45cmぐらいで
一匹だけ55cm位の良型が釣れました。

(60cmのタモ枠)
21時頃、右に左に大暴れの57cmの大サバが釣れました
こんな大きなサバは見たことも無く、油が乗って美味しそうだし
持ち帰ってぜひ食べたかったんですが、鮮度良く持ち帰れそうもないので
船長に進呈すると「これは旨いですよ」と大変喜んでくれました!
AM1時頃アタリも止まり二人で尾長12,3匹釣った所で私はギブアップ、寝袋にもぐり込む。爆睡!
(2日目)1月25日朝7時起床、
今回の遠征では、雨は良く降ったんですが寝る時間だけ不思議にやんでくれ大変助かりました。
地の平瀬水道に渡礁してから計9時間も睡眠をとると、さすがに目覚めは爽やかですが
朝の好時合を逃してしまいチョッピリ悔やんでいます。私と織田氏は大変お寝坊さんなのです!
朝食もそこそこに、あわててライトタックルを用意し口太グレと遊ばせてもらい数匹ゲット!
9時30分迎えの船を待つ。

迎えに来た船に乗り込むと、船はようやく女島から離れクロキ島方面に進む。
ハナグリ島、中ノ島と景色を楽しみながら観察していると、夜中吹いていた風も収まり
波が穏やかな事に気がつく、これは結構いい磯に渡礁できるのではと楽しみにしていると
船はクロキ島と中ノ島との水道に入り水族館に近付くが、あいにく先客があり手前のオッチャン瀬に磯着け。
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口太グレの好ポイント オッチャン瀬 あじか磯釣りセンター 憧れの男女群島より掲載 |
この磯は二回目で勝手知った磯、三者三様別れてAM11時頃釣り開始。
私はこの写真を撮影した高場からの釣りで6mのタモでも届かないので
ここではミドルタックルの磯竿2.5号、ハリス3号としゴボウ抜きできる仕掛けとする。

オッチャン瀬で爆釣の織田氏
私は船長のアドバイス通りトンガリ向きシモリを攻めるが、
マキエを打ってもここはエサ取りもまっつたくいなく拍子抜け、「大丈夫かな!」と半信半疑で第一投、
仕掛けがなじみウキがゆっくりシモリ出すと、ウキは猛スピードで見えなくなる見事なアタリにビックリ仰天!
(期待していなかった一投目からの凄いアタリに気分爽快です!)
良型の口太グレで43cm位、このクラスになるとさすがに重く10m程の高さを引き抜くと磯竿2.5号が悲鳴をあげます
好スタートを切りエンジンがかかるともう止まりません、愛竿をいたわりながら6匹連続の快進撃!
ふと、織田氏や勝部君が気になり尋ねると、ボチボチ釣れているらしく一安心!
10匹ほど釣ると潮が引きすぎて釣り不可能の高さとなり仕方なく勝部君の横側高場に移動する。
しかし男女群島でもグレの学習能力は高く、仲間が釣り上げられるので徐々に仕掛けを見破り食い渋ってきます
こうなると今度はグレとの知恵比べ、タックルを変更し針・ハリスを落とし攻略します
棚も深く4ヒロ〜5ヒロとなり、ペースは落ちましたが順調に追加していきます。

良型40cmオーバーの口太グレを持つ織田氏

食いが止むとハリス、針を落とし食い渋るグレを攻略する勝部君
ここだけの話なんですが・・・私のアドバイスでハリスは相当落としています、
針は小さくても耳が大きいと見破られ、耳の小さいヴィトムが抜群の威力を発揮します。
約5時間、あれやこれやで食い渋るグレを攻略し、ドンゴロス2袋がはちきれそうな程パンパンになりました!
16時すぎ天候が悪くなるので迎えの船が来る。
夕方16時すぎシケシラズ渡礁
さていよいよ最終日の夜、天気予報は北西の強風がかなり吹くらしく、
オッチャン瀬のすぐ東側風裏のシケシラズに磯替わり
他船もやはり悪天候を予測してこの一帯見渡す限り人だらけでした。
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シケシラズ あじか磯釣りセンター 憧れの男女群島より掲載 名前の通りシケに強く、水深もあり この周辺は大型尾長の実績が高く けっして侮れない磯です。 水道は大型瀬渡し船が通れる広さです |
このシケシラズ、私は過去一番多く上礁していて熟知しており、ここでは夜の大型尾長狙い一本に的を絞る。
口太も沢山釣った事だし全員意見が一致したところでまず体力の温存で小休止、
さっそく焼肉パーティで鋭気を養う。
この磯は広くて安全なんですが写真のように平らな場所が無く、寝る場所を確保するのも一苦労します!

ビール片手に焼肉に舌鼓を打つ勝部君!もちろんこの後、
小休止してアルコールが醒めるのを待ってから釣り開始です!
私は場所移動に手間取り、皆より少し遅れて真っ暗になった19時頃水道向きに釣り座を構え釣り開始
この場所は過去60cmオーバーのグレを掬い損ねバラシた苦い経験があり、何とかそのリベンジが果たしたく
移動が大変でもこの場所を選んでしまいました!
しかし天気予報通り徐々に北西の風が強くなり水道側からの横風が邪魔をし苦戦します。
こうなると太い道糸が風に流されマキエをタップリ効かせたポイント(水深)に届かず
通過するのでこれではやはり釣れません。
こうなると最後の手段、とにかくウキ・道糸を強制的に沈め何が何でもマキエと仕掛けが同調するよう全力をあげます
円錐電気ウキ1.5号のウキにナマリ5Bを追加し沖に遠投、竿一本分のウキ止メに届くとやがてウキはシモリ出し
手前に戻って来ます、マキエの効いてる棚、竿一本半のポイント(水深)に一瞬ですがクロスさせる計算です。
もちろん潮によりオモリは微調整し、竿先は水面に近付け道糸はビンビンに張り沈めます。
夜の尾長狙いで電気ウキを沈めるのはタブーと思われるでしょうが
(針からウキまで5.3mの距離があり明かりはもちろん上を向いているので)関係なく食って来ます
この釣法で穂先に全神経を集中させます
アタリはゴンゴンでは無く、ガンガンと鋭角的なアタリが2回続きます
強風と戦い苦労しながら待望のガン・ガンの鋭いアタリで大あわせするが食い浅く、少しのやり取りで残念ながら針ハズレ
2回目のアタリでは余程大きかったのか、掛かり所が悪かったのかイセ尼12号の針が折れてアクシデント続き
気配がまだあり釣りを続行したかったんですが、いよいよ風が強くなり、強風が吹きまくり21時でとうとうギブアップ
釣り不可能な風となり全員寝ることしか選択の余地が無く
最終日の夜は残念ながら織田氏の50cm弱の尾長一匹でした。
翌朝私は口太一匹、尾長一匹を釣り、なんとかこの磯でのボーズは免れ26日AM9時30分、
磯の掃除をして納竿とする。

オッチャン瀬より撮影、後ろはシケシラズ高台
今回お世話になったブラックカイザー、山見船長もポーターの方も非常に親切で気持ちよく釣りに専念出来ました!

おそらく日本一の瀬渡し船ではないでしょうか、水族館の釣り人を回収する超大型船
ブラックサムソン(操船 柴山社長)
問い合わせ 長崎県田平町(平戸口)
あじか磯釣りセンター 0950-57-0883

港に帰って柴山社長が記念撮影してくれました!

八木君、吉田瀬2.5番で60.5cmを釣り上げ大健闘! (厚みがあり 重さでは一番重く3.5kg
)
最近メキメキ上達している京都精鋭若手のホープ八木順一君です!

帰りはフェリーを利用し1月27日AM10時、無事到着 お疲れ様でした!
(天気の良い日は満天の星空です!)

[ ・・・今もなお、釣り人を魅了する絶海の孤島、男女群島・・・]
恵まれた自然との対話の中から学びとる事が多く
必ず、再び訪れることを誓ってしまいます!